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木製の鍵を作ってみることはできるのか

wooden_key鍵といえば真鍮で作られているのが通常ですが、真鍮が無かった頃やあっても鍵には使われていなかった頃は、鉄だったり木で作られていたでしょう。今とは素材が違うため鍵そのものの仕組みも全く違ったものでしたが、鍵としての機能は少なからずありました。では、今の時代に木製の鍵を作ってみることはできるのでしょうか。もちろん、鍵の仕組みも今と同じようなもので、です。

結論から言うと、私たちに馴染みのあるタイプの鍵はまず無理でしょう。真鍮が鍵に使われている理由として、切断などの加工しやすさや柔らかさ、そして滑りの良さが挙げられます。切断しやすくて尚且つ強度を保つことができるので、最近の鍵のような複雑な形にすることができるわけですね。金属としては柔らかさがあり硬すぎないので、鍵穴と鍵で削り合ってしまうということも少ないです。削り合ってしまうと形が崩れることになりますから、鍵が挿さらないとか回らないといったことが起きてしまうのです。そして鉄などと違って非常に滑りが良いため、鍵穴に挿し込んだ時のあの滑らかさがあるわけです。

こういった点で真鍮が使われているのですが、木だと加工時に木割れなども起きやすいため、複雑な形状にすることが難しいです。せいぜい山が作れても2〜3個でしょうし。木同士が触れ合った時の滑りの良さも、加工次第ではなんとかなりますが、基本的に滑りが悪い方になります。木は真鍮より柔らかいですが、中で引っかかったりした際に割れたり折れたりする可能性が高く、強度の面で良くありません。木でも鍵を作ること自体は不可能ではありませんが、家のドアに使われたりするような複雑かつ小型な鍵はまず無理である、ということですね。

鍵だけでなく、どんなものにおいても「その素材でできている理由」があります。鍵にとって木はそれに当たらないというのが、結論になります。